企業見学を行いました(塩山キャンパス生産技術科)

2017年12月27日

平成29年12月12日(火)、甲府市の国母工業団地にあるTHK株式会社甲府工場と株式会社東日製作所甲府工場の見学を実施しました。参加者は1年生12名です。

午前中はTHK株式会社甲府工場の見学です。


THK株式会社甲府工場正面玄関前にて

THK株式会社は、LMガイドとボールねじのメーカーです。
LMガイドとは、Linear(直線)Motion(運動)Guide(案内)の略で、スライド部分に鋼球を入れた転がりガイドとすることで、摺動抵抗を小さくしているガイドです。この分野ではTHK株式会社がトップメーカーだそうです。
甲府工場は、LMガイドとともに使われる駆動用のボールねじを製造しており、その工程を一通り見学させていただきました。
その後、会議室にて企業の概要の説明を受け、質疑応答となりました。その中で、逆に学生に対して企業側から「当社甲府工場で最も重視していることは何だと思いますか」という質問がありました。「おそらく、どの工場でもきっと同じだと思います」ともおっしゃっていました。その答えは「安全作業」とのことで、学生たちがお話を伺う態度等についても助言いただきました。これから就職活動に向かっていく学生にとっては、社会人としての心構えを、ほんの少しの厳しさも交えて教えていただいた見学となったようです。


THK株式会社の概要を、スライドを用いて紹介していただきました。

午後からは、株式会社東日製作所甲府工場の見学です。


株式会社東日製作所甲府工場正面玄関前にて

株式会社東日製作所は「トルクレンチ」と呼ばれる、ねじの締め付け力を測定する工具の専門メーカーです。
甲府工場では、トルクレンチの生産のほか、耐久試験も行われており、装置に取り付けられたトルクレンチに、一定周期で決められたトルクの締め付け力を繰返し加えるという試験が行われていました。
トルクレンチの精度を保つため、1本ずつ全て試験をし、試験データを製品に添付して販売しているとのこと。製品の精度測定を行う測定機は、その基準となる機器(参照用トルクレンチ)で校正され、参照用トルクレンチは、さらに精度の厳しい測定機(トルク基準機)で校正され、トルク基準機は・・・といって、最終的には公的検査機関(独立法人産業技術総合研究所)の所有する検査機で校正されているそうです。学生たちは、製品の信頼性がどうやって保障されるのかということや、そのような公的機関が存在することについて、とても関心が持てたようです。


株式会社東日製作所甲府工場について、スライドで説明をしていただきました。

両社の見学をとおして、企業が高品質な製品を生産するために厳しい社内の基準に従い、安全に最大限に配慮し、生産活動が行われていることを知りました。
また、公的機関が保有する基準機と照らし合わせることで製品の表示する数値に信用が与えられることや、自分が住む山梨県内に大きな世界シェアを持つ企業が存在することなど、学生たちはいろいろと新しい情報を得ることができたようです。
来年には就職活動も始まりますが、社会人になるということについて心構えを持つ良い機会になった企業見学でした。