【高大連携】吉田高校の課題研究を行いました。電子技術科(都留キャンパス)
2018年08月07日平成30年7月30日(月)、8月1日(水)に吉田高校理数科2年生の生徒2名が、産短大(都留キャンパス)で実験を行いました。
研究テーマは「倒立2輪ロボットの安定化制御の研究」です。
倒立2輪ロボットは車輪型倒立振子とも呼ばれ、車輪を制御して倒れないように倒立させるロボットです。今回の研究では、現代制御理論の最適レギュレータ法により制御パラメータ(状態フィードバックゲイン)を求め、4種類の制御パラメータの制御効果をシミュレーション及び実験で検証しました。
研究では、電子技術科(都留キャンパス)で開発した倒立2輪ロボットを使用しました。
制御パラメータを決定するシミュレーションを行うためにシステムの同定(数理モデルを具体的な数値で表現すること)を行う必要があります。そのため、重量測定、重心位置測定、自由振動実験による慣性モーメント測定などの実験を行いました。
車体の重心位置を測定しているよう様子です。
安定して倒立するまで、制御パラメータを決めるための数値計算・シミュレーションと実験を繰り返します。
最終的に、15分以上の安定した倒立を実現することができました。
2日間の実験、お疲れ様でした。9月1日(土)に行われる研究発表会を楽しみにしています。