電子技術科(都留キャンパス) No.491
令和7年8月28日(木)に行われた、電子技術科(都留キャンパス)2年生の授業『組込みプログラミング及び実習』を紹介します。
この授業では、超小型コンピュータ「マイコン」のプログラム設計について学びます。
マイコンは、さまざまな家電製品の内部に組み込まれていて、そのプログラムが家電の高度な機能を支えています。
前回の授業では、LCD(液晶ディスプレイ)に文字列を表示する方法を学びました。
今回は、LCDに関する演習問題のプログラム設計に取り組みました。
演習問題は全部で3問!
1問目は基本的な内容です。
三つの押しボタンスイッチを押すと、それぞれ異なる文字列がLCDに表示される仕組みです。
さっそくプログラムの設計に取りかかります!
設計図はPADという図形を使って描きます
完成したPAD図を見せてもらいました。
設計図をもとに、C言語でコーディング!
PAD図形を一つひとつ、C言語で表現していきます。
プログラム完成!マイコンに書き込みます
コンパイルして機械語に変換し、マイコンに書き込みます。
動作確認!スイッチを押すと…
設計どおり、LCDにそれぞれ異なる文字列が表示されました!
見事にクリア!
次の演習問題へ!
次の問題では、マイコンのシリアル通信機能を使って、パソコンのキーボードから入力した文字をLCDに表示するプログラムを設計します。
さらに3問目は、温度センサによって測定された温度を、マイコンのAD変換(アナログ→デジタル変換)機能を使ってLCDに表示するプログラムです。
実際のセンサ値を画面に表示することで、より実用的なプログラム設計に挑戦します。
この演習では、学生がそれぞれの設計図に向き合い、静かな教室の中で集中してプログラムの構成を考えていました。
キーボードを打つ音が響くたびに、着実にプログラムの作成が進んでいることが伝わってきました。
授業はこのあとも続きます…
電子技術科(都留キャンパス)の実験・実習では、ほぼ毎日、図面を描きながら電子回路やプログラムの設計に取り組んでいます。
その図面をもとに、実際に回路やプログラムを作成し、動作を評価します。
このサイクルを繰り返すことで、設計の力が自然と身についていきます。
📣 次回の授業紹介もお楽しみに