【授業☆しょ~かい】固有ベクトルで行列を対角化!電子技術科(都留キャンパス)

電子技術科(都留キャンパス) No.492

令和7年8月29日(金)に行われた、電子技術科(都留キャンパス)2年生の授業『線形代数学Ⅱ』を紹介します。この授業では、工学の基礎となる「線形代数」について学んでいます。

行列とは、数字をタテとヨコに並べたものです。
たとえば、こんな感じです:

このように数字を並べることで、複雑な情報を整理したり、計算を効率よく行ったりできます。
行列は、電気・電子・機械などの技術分野はもちろん、AI(人工知能)の理論でも重要な役割を果たしています。
たとえば、AIが画像を認識したり、音声を理解したりするときにも、行列が使われています。
高校ではまだ習わないかもしれませんが、技術系の進路を目指すなら、これから出会うことになる大切なツールです。

今回は、行列の「対角化」に関する演習問題に取り組みました。問題は全部で3問です。
1問目では、2×2の行列を使って、対角化の基本を学びました。

2×2の行列Aを対角化する問題です。

行列Aを対角化するには、固有ベクトルを使います。

ちゃんと、対角成分に固有値が現れました!うまく対角化できましたね。

3×3の行列を対角化する、少しレベルアップした内容です。

📘 電子技術科(都留キャンパス)では、専門科目だけでなく、数学もじっくり学びます。
数学を学ぶことで「考える力」が身につき、より高度な技術にも対応できるようになります。
将来、電子回路の設計技術者などを目指すなら、数学は欠かせません。

技術系の進路を考えている人は、今のうちから数学をしっかり学んでおきましょう!

📢 次回の授業紹介もお楽しみに!