塩山キャンパス電子技術科では、小・中・高校生にモノ作りの楽しさを広め、将来のモノづくり人材の確保につながるよう様々な活動に取り組んでいます。
今回はそんな数々の活動の中の一つ高校生向け出張授業について紹介します。
2025年9月25日(木)、城西高校エレクトロニクス系列にお邪魔してライントレースカーの作り方の講座を実施しました。
城西高校のエレクトロニクス系列の生徒さんたちは、毎年11月に開催されるロボコンやまなし の「ライントレースカー競技」に参加されています。
ライントレースカーとは、床面に設置されたラインをトレースカーが自ら判断し、自動でコースを走る車です。
今話題の、自動運転車の一種ですネ。
部品ごとに分解すると写真の様な感じになっています。
① モーター+固定用パーツ
② ホイール+タイヤ
③ プログラム転送装置
④ コース読み取り用回路
⑤ マイコン(コントロール用の小さなコンピューターのような部品)回路
⑥ ボディー
このうち、固定用パーツ、タイヤ、ホイール、回路、ボディーは電子技術科で製作した部品です。
エレクトロニクスコースの生徒さんは11名、当日は先生も2名参加してくださったので、13台のトレースカーを作成し持ち込んで2時間ほどの講座を行いました。
まずは、トレースカーの構造を学び、プログラムについて説明しました。
その後、ノートパソコンにトレースカーを接続してプログラムを送信して、実際に動作させます。
簡単なプログラムから自動走行プログラムまで段階的に課題が用意されているので、無理なく原理を学べます。
最後は自動走行のプログラムを書き込んでコースを走行させました。
みんな楽しそうですね(^^)
11月の大会に向けて頑張ってください(^^)/
今回の講座では「トレースカーの構造」「プログラム」「ソフトの使い方」を説明しましたが、ご希望に応じて、3D-CADを使用したパーツの製作、電子回路基板の製作などについても講座を実施することが可能です。
こちらから学校を訪問して実施する出張講座の他、産短大に来て受講する体験プログラムも用意されていて、誰でも応募できますので、ロボコンに出ることを検討している高校の先生方、高校生の皆さん、是非下記までご相談ください(授業の一環でも、部活動の一環でも気軽に相談してくださいネ)。