【授業紹介・電子技術科(塩山キャンパス)】制御工学(有接点シーケンス)

2年次前期の授業「制御工学」では、電気機器を思い通りに動かすための基本技術「有接点シーケンス」について学びます。

「有接点シーケンス」ってどんな技術?

「シーケンス制御」とは、あらかじめ決めた順番や条件通りに機械を自動で動かす仕組みのことです。

その中でも「有接点シーケンス(リレーシーケンス)」は、電磁リレーやタイマー、押しボタンスイッチなどの物理的なスイッチ部品を実際に電線でつないで回路を作る技術です。

なぜ今、この技術を学ぶの?

現在の工場設備では、コンピュータでプログラムを組んで制御する「無接点シーケンス(PLC)」が主流ですが、大電力を直接扱ったり、絶対に事故を起こせない安全回路(インターロック)などでは、この物理的な有接点シーケンスが今でも不可欠な基礎技術として活躍しています!

※ちなみに、プログラムによる「無接点シーケンス」は、2年次の後期にじっくり学びます!

今回のテーマ:自動でランプが点滅する「フリッカ回路」

今回の実習でチャレンジするのは、タイマーを使ってランプなどを定期的に自動点滅(ピカピカさせる)させる「フリッカ回路」です。

信号機や警告灯など、身近な場所でも使われている基本的な制御回路を自分たちの手でゼロから組み立てていきます!

実習の3ステップ

実習は、実際の現場とほぼ同じ「設計→配線→確認」の流れで進みます。

Step 1:設計図(シーケンス図)の作成

「どんな順番でスイッチが入り、タイマーが何秒後に働くのか」が書かれた動作仕様やそれを時系列でグラフ化した「タイムチャート」をもとに、設計図である「シーケンス図」を自分で作成します。

Step 2:圧着端子を使った配線作業

圧着端子と端子台を使う配線作業は、電線を加工して端子を取り付け、端子台に確実に固定する流れです。一線一線、間違いがないよう丁寧に配線作業を進めます!

Step 3:ドキドキの動作確認!

配線が終わったら、いきなり電源を入れるのではなく、まずはテスターを使って誤配線がないか配線のつながりを点検(導通チェック)します。

安全を確認できたら、いよいよメイン電源をオン!

「カチッ」というタイマーの動作音とともに、仕様通りのタイミングでランプが点滅!狙い通りのタイミングでフリッカ動作した瞬間は、達成感を感じます。

無事に狙い通りのタイミングで点滅(フリッカ動作)した瞬間は、大きな達成感があります!

電子技術科では、理論(座学)だけでなく、「自分で作って、動かす」実習をたくさん用意しています。基礎から段階的に学べるので、電気や電子の知識がなくても安心して技術を身につけられます。

電子技術科で、未来につながる「モノづくり」の面白さを体験してみませんか?