令和6年8月9日(金)都留キャンパス生産技術科では、高校生体験プログラム「プログラムを作って金属加工をしてみよう!」を実施しました。
高校生が体験を通じて、ものづくりの魅力を実感してもらうもので、本日の内容は、NC旋盤と呼ばれる機械を使ってペーパーウエイト(丸文鎮)を作る体験です。
まずはCADと呼ばれるソフトウェアを使って、パソコン上で文鎮の形状を作図します。CADとは、「Computer Aided Design」の頭文字で、日本語にすると「コンピュータ支援設計」というシステムです。
さて、形状データが出来上がったら、今度はCAMと呼ばれるソフトウエアに形状データを読み込み、さらに加工に必要となる切削工具のデータなどを入力していきます。
CAMとは、「Computer Aided Manufacturing」の頭文字で、日本語にすると「コンピュータ支援製造」というシステムで、図形データをもとに、NC工作機械を動かす加工プログラムを生成させるシステムです。
プログラムが出来上がったら、NC旋盤と呼ばれる金属加工用の機械に転送し、一通り動作確認を行って、材料を取り付けたらいよいよ加工です。
では、材料を取り付けていよいよ加工スタート。この時が一番怖いんですよね。毎回、寿命が12秒ぐらい縮みます。
機械はプログラムされたとおりに動きますので、あっという間に完成です・・・プログラムが間違えてさえいなければ。
加工している最中は、機械の扉が閉まっているうえに切削液が噴出しているので、様子があまり見えません。ということで、加工前、加工後の写真です。
今回は、ちょっと加工設定を間違えてしまって一度加工をやり直すというトラブルもありましたが、最終的には目的のものを作ることができました。
本日参加してくれた高校生は、去年は電子技術科の体験プログラムに参加してもらっていました!
ものづくりの楽しさをよりわかっていただけたのではないかと思います。
では、また(^ ^)/