令和7年7月25日午後、塩山・都留両キャンパスの生産技術科・電子技術科合同で、「成長が期待される産業分野に係る特別講義」の第1回目が行われました。
本日は、山梨県産業政策部成長産業推進課長の小池氏が講師となり、「山梨県経済の強靭化に向けて ~成長が期待される産業の育成~」と題して、今後成長していくと期待している3分野(医療、水素・燃料電池、航空・宇宙関連産業)についての紹介、現在の県内企業の取り組み、企業の取り組みを支援する県の施策などについてお話していただきました。
学生たちは、県内の企業は中小企業が多いがとても高い技術力を持っていることや、その技術力を生かしつつ新たな分野に挑戦していること、また、特に水素・燃料電池分野においては、山梨県が日本のリーダーであることなどを学びました。
講義の後には学生との質疑応答が行われました。質疑応答をとおして、学生たちはより一層理解を深めることができたと思います。
受講した学生は、「太陽光発電の電力を使って、グリーン水素と呼ばれる再生可能エネルギによる水素の生産が行われることを初めて知った。発電量のうち、安定的な部分は電力として販売し、余剰分を水素として貯蓄できる形にしているのは、とても理にかなっているなと感じた。また、山梨県が水素の生産に大きくかかわっていること、それに関連する企業の支援をしていることも知ることができ、とても有意義な講義だった。」といっていました。
この講義は、今後も第2回(9月5日)、第3回(10月以降:現在調整中)と続けていく予定です。学生たちがこの講義をとおして、就職後、企業の技術力を生かしながら新たな成長分野に挑戦していくようなチャレンジ精神などを身につけてくれることを期待しています。