「工学系」・「観光系」の大学の学びを、ひと足先に体験しよう! ~高校生体験プログラム~

山梨県立産業技術短期大学校は、県内の2年制では唯一「工学系」および「観光系」の学科を設置している学校です。

そして、4年制大学と同等の教育プログラムを提供していることが大きな特徴です。

4年制大学を目指す高校生の皆さんが、今後の進路選択をより現実的に検討できるよう、本校において、工学系・観光系の大学レベルの講義を体験できる機会を提供します。

また、本校教員の多くは企業での実務経験がありますので、高校生の皆さんの将来のキャリアプランを実践的な視点から支援することができます。

【対 象 者】

・4年制大学への進学を目指す県内高等学校の生徒及び引率教員

【実施分野】

・機械工学 / 電子工学 / 情報工学 / 観光学

【実施方法】

・高等学校からの依頼に応じて、実施内容や日程を調整して開催するオーダーメイド型です。
・実施内容は、こちら☝
・受講希望者 1名からでも対応いたします 。

【会 場】

・山梨県立産業技術短期大学校 塩山キャンパス または 都留キャンパス

【費 用】

・無料です。
※交通費及び昼食代等は受講者負担となります 。

【申込方法】

・先生方から本校教務学生課あてに電話またはメールにてお申し込みください 。

TEL:0553-32-5201
E-Mail:kyomu@comm.yitjc.ac.jp

【その他】

・参加者は傷害保険に加入します。(本校負担)
・修了者には、修了証書を交付します。

【実施内容】

○機械工学

歯車の歯形曲線とその設計
・多くの機械に使用される「歯車」。その歯の形(歯形)の曲線(インボリュート曲線)を数学的に解説します。
・インボリュート曲線を使い、「平歯車」を三次元CADにより設計し、三次元プリンターで実物を作製します。
・出来上がった「平歯車」を使い簡単な「減速装置」を組み立てます。
機械製図とその規則
・日本のものづくりの基礎となる図面の描き方、読み方のルールを解説します。
・ドラフターを使用し、手書きの機械製図を体験します。
・二次元CADを使用した実習で、現在のものづくり現場で使用されている機械製図の方法を体験します。
大学で学ぶ材料力学を先取り、3Dシミュレーションと実験で実体験!
・大学で学ぶ4力学のうち、材料力学に着目し、材料の破壊をテーマに三次元CADによる設計体験とシミュレーションを実施します。
・実際に材料を破壊する試験を行い、材料の特性について学びます。
機械エンジニアを目指す高校生のためのシーケンス制御
・現代の機械エンジニアは、電気、電子、制御等、幅広い分野の技術習得が不可欠で、大学教育にも組み込まれています。
・工場の自動化に必須な制御方法であるシーケンス制御を、実習をとおして学びます。
機械を作るまでの流れを知ろう(設計編)
・設計製図、二次元CADをとおして設計、製図について体験します。
・三次元CADによる立体モデリングから、三次元プリンターによるラピッドプロトタイピング体験なども対応可能です。
機械を作るまでの流れを知ろう(製作編)
・機械部品の加工方法(除去加工、付加加工、塑性加工)について学ぶとともに、その中でも除去加工、特に機械的除去という加工について、理論を学ぶとともに実際の加工を体験します。
鉄鋼材料の特性を知ろう
・材料工学をとおして鉄鋼材料の性質を学ぶとともに、鉄鋼材料の特性を調整する「熱処理」、熱処理による硬さの変化や組織の変化など、材料に関する学問を体験します。
ロボットを動かすプログラム作りを体験しよう
・数学的知識を活用し、ロボットを動かすためのプログラミングについて体験します。また、実際にロボットを動かしてみます。

○電子工学

フーリエ級数展開とスペクトラムアナライザを用いた電気信号の分析体験
・4年制大学の工学部の2年次〜3年次に学ぶ信号処理の一部を体験できます。 複数の信号が混ざり合った複雑な信号を分離して観測する方法を体験します。
(1)電気信号をオシロスコープで観測!  *オシロ、電源、電波暗室等の施設使用体験
(2)フーリエ級数展開の学習体験 (微分・積分・三角関数で何が出来るの?)
(3)電気信号をスペクトラムアナライザで観測! *スペアナ、FG、無響室等の施設使用体験
(4)時間に余裕があったら音声の合成にチャレンジ!! 
微分積分学体験
・4年制大学の工学部の1年次に学ぶ微分積分学の一部を体験できます。
(1)微積分の応用分野 〜微積分をマスターすると何ができるようになるの?〜
(2)微分の物理的な意味の学習 〜大学の微分って何が違うの?〜
(3)微分演習 〜とりあえずやってみよう〜
(4)積分の物理的な意味の学習 〜大学の積分って何が違うの?〜
(5)積分演習 〜とりあえずやってみよう〜
IoTで自動処理 〜植物育成システムを作ってみよう〜
・産業技術短期大学校塩山キャンパス電子技術科2年次に学ぶIoT実習の一部を体験できます。就職して即役に立つIoT技術を学びます。必要な専門知識はありません。
(1)サボテンを上手く育てたい 〜ずっとは見ていられない〜
(2)コンピュータで自動育成 〜ラズベリーパイにお願いしよう〜
(3)パイソン言語でプログラミング 〜 えっ ヘビッ!? 〜
(4)自動水やり機能 〜まずはお水から〜
(5)自動温度調整 〜サボテンはお暑いのがお好き?〜
(6)自動明るさ調整 〜サボテンも眠りたい!〜
(7)離れたところから観察しよう 〜IoTは見たっ!!〜
(8)IoTとAI 〜世界の中心でAIを・・・〜
プログラムでドローンを飛ばそう!
・産業技術短期大学校塩山C電子技術科2年次に学ぶPythonプログラミングの一部を体験できます。AIに必須なPython言語の学習です。プログラムが初めてでもOK。 ドローンをコントロール対象として学ぶので楽しく学べます。
(1)ドローンで出来ること 〜空飛ぶクルマ!?〜
(2)ドローンの仕組み 〜タケ○プターじゃダメなの?〜
(3)パイソン言語の基礎 〜 ヘビにお願いっ ?〜
(4) パイソン言語を用いたドローンの自動飛行 〜 障害物をクリアしよう !〜
(5)ドローンの活用で訪れる未来の世界 〜 夢の世界はあなた次第 〜
高校生のための工学系数学ゼミ【講義編】『工学部で活きる数学の力』
・大学の工学部で求められる数学の重要性を、具体的な事例を交えて紹介します。
(1) 機械・電子・電気などの工学分野で数学が果たす役割をわかりやすく解説
(2) 高校で学ぶ数学が、電子工学とどのように結びつくかを具体的に紹介
(3) 大学で学ぶ電子工学の専門科目と、それが実際の仕事でどう活用されるかを紹介
(4) 修士・博士課程など、将来の進路についても視野を広げる内容を紹介
高校生のための工学系数学ゼミ【演習編】『数学で工学の世界へチャレンジ!』
数学の実力を試しながら、工学系への理解を深める演習講座です。
(1) 数学検定試験の過去問題にチャレンジし、実力を確認
(2) 工学系数学統一試験の過去問題に挑戦し、大学数学の入り口を体験

○情報工学

AIは自ら進化する!~遺伝的プログラミングの世界へようこそ~
・皆さんは、コンピュータがまるで生物のように「学習」し、「最適な答え」を自ら見つけ出す仕組みに興味はありませんか? この講座では、AI(人工知能)の中でも注目されている「遺伝的プログラミング」の基礎を、大学の講義形式で深く掘り下げます。生命の進化からヒントを得たこのAI技術は、プログラム自身が学習・進化することを可能にします。 複雑なコーディング知識は不要です。未来のAI技術を支える革新的な考え方を、分かりやすく解説します。
ベイズ統計入門
・数学Aで扱う「条件付き確率」からベイズの定理やベイズ推定を紹介。 数学Ⅱで扱う頻度主義統計とは異なるベイズ統計の基本的な考え方や、応用例を解説します。
Webページが表示されるまで
・情報Ⅰの「情報通信ネットワーク」に登場する、パケット通信やプロトコルをさらに詳しく。 Webページ(ホームページ)を表示する際にやりとりされるパケットを解析し、やりとりの手順(プロトコル)を詳しく解説します。
共通テスト(情報Ⅰ)対策 アルゴリズムをちょっと詳しく
・情報Ⅰのテキストで紹介される探索や整列の各アルゴリズムを実際にPythonでプログラムを作成し、それぞれの違い、メリット、デメリットを理解することを目指します。
・共通テスト「情報Ⅰ」の第3問に出題されるプログラミング問題の対策だけでなく、大学進学後、文理問わず必修科目になりつつあるプログラミングの授業の先取りをします。

○観光学

観光2.0 ~観光って何?地元の魅力を再発見~
・観光の役割や魅力を学び、ワークショップを交えながら地域の魅力を再発見し、将来の進路や地域貢献のヒントを学びます。
観光を学ぶと見えるもの ~観光への学問的アプローチ~
・経済効果、観光行動、CS などについて、ケーススタディ踏まえ、観光という現象に対して種々の学問的アプローチ方法について学習します。
富士山を取り巻く現状と、観光を活用した課題解決の方法について
・私たちの日常には、観光を活用することで、より良い地域や未来を創っていける可能性があります。富士山を例に、課題発見と、その解決の方法を観光学の視点で探ります。
お問い合わせは
山梨県立産業技術短期大学校 塩山キャンパス 教務学生課
〒404-0042 山梨県甲州市塩山上於曽1308
TEL : 0553-32-5200(代)
TEL : 0553-32-5201(直通)
E-Mail : kyomu@comm.yitjc.ac.jp