【観光ビジネス科】先を見つめ、先に動く。その姿勢がプロをつくる。

フランス料理実習で磨かれる、プロとしての自覚とおもなしの心。

先日、本格的なフランス料理の調理・接客実習が行われました。
先週、最終回を迎えた今回は、2回目の実技試験に加え、校長先生をはじめ、学生生活を支えてくださる先生方をお招きし、学生たちが心を込めて”おもてなし”をしました。

この授業は、単に「おいしく美しく料理を作る」だけでは終わりません。
キッチンワークからホールサービスまで、すべての行程を学生自身が担い、まるでホテルレストランさながらの空間を作り上げます。ここまで本格的なフランス料理を作り上げるようになるとは、入学当初は想像できなかった学生もいるでしょう。しかし、今の姿はすっかり”プロの顔”です。

先を読み動く、プロ意識の芽生え

熱気あふれる調理実習室は、学生たちの視線は真剣そのもの。
そこにあるのは、指示を待つ姿ではなく、「次に何をすべきか」を自ら考え動く主体性です。

ソースの煮詰まりを確認しながら、不要な器具はすぐに片付ける。
仲間の進捗をみて自然にサポートに入る。その一つひとつの動きに、先を読む力とプロフェッショナルとしての意識が確かに育っています。

”おもてなしの心”を形にするサービス

ホールを担当する学生も同じく、最高の一皿を届けるため、プロとしての意識をもって動きます。
フランス料理の難しさを知っているからこそ、ベストのタイミングで提供したい。
お客様の視線、グラスの空き具合、会話のテンポに気づき、声をかけられる前にスマートに対応する。その所作のすべてに「相手を思う心」が宿っていました。

2年間で手にした、一生の財産

「技術は練習すれば身につく。でも、相手や状況を読み、自分で考えて動く力は、この実践的な実習があったからこそ育ちました。」
そう語る学生の表情には、確かな自信がにじんでいます。

短大の2年間は決して長くはありません。
しかし、この時間で培った「先を読む力」と「自律した行動力」は、卒業後どの現場に立っても、学生たちを支える一生ものの力になすはずです。

それぞれの個性を尊重し、互いの強みを生かし合いながら一つの成果を作り上げる学生たちの姿は、たいへん頼もしく、誇らしいものでした。
卒業後も、この学びを糧にして、自分らしく大きく羽ばたいていってほしいと心から願っています。