観光ビジネス科では、教室で学ぶ知識だけでなく、実際に地域へ足を運び、自分の目で見て、耳で聞いて、感じる学びを大切にしています。
今回の校外訓練では、甲州市を訪問し、勝沼図書館、けあふぃっとふぁーむ、GEEKSTILLを見学しました。学生たちは、それぞれの現場で活躍する方々から直接お話を伺い、地域の魅力を発信するための工夫や挑戦について学びました。
📖 地域の魅力を伝える情報発信の拠点
勝沼図書館では、地域の歴史や文化、ワインに関する資料を活用した情報発信について学びました。
観光というと観光地や宿泊施設を思い浮かべるかもしれませんが、地域の歴史や文化を記録し、次の世代へ伝えていくことも観光を支える大切な役割です。
特に印象的だったのは、ワインに関する本だけでなく、機内誌や記念ボトルなど、地域の歩みを伝える貴重な資料が数多く保存されていることでした。
館内には思わず足を止めたくなる展示がたくさんあり、学生たちも興味津々。地元なのに知らなかった発見も多く、「地域の魅力を伝えるには、まず地域のことを知ることが大切なんだ」と実感する機会となりました。

🍇 地域課題の解決と新しい価値づくり
けあふぃっとふぁーむでは、ワイナリー事業を通じた取組についてお話を伺いました。
この事業所では、農業と福祉を組み合わせた取組や、生産から販売までを一貫して行う取組など、地域に新しい価値を生み出す挑戦を続けています。
地域にはさまざまな課題がありますが、それらを前向きな発想で価値へ変えていく姿勢に、学生たちは大きな刺激を受けました。
また、一人ひとりの得意なことや強みを活かしながら働くことの大切さについても学ぶことができました。
観光は人を集めるだけではなく、地域の未来づくりにもつながる仕事であることを実感した時間となりました。

🌿 山梨の素材から生まれる新たな魅力
GEEKSTILLでは、山梨ならではの植物を活用したクラフトジンづくりについて学びました。
実は、その原料の中には、これまで価値が見出されず廃棄されていたものも含まれています。それらに新しい価値を生み出し、世界に向けて発信していることに学生たちも驚いていました。
さらにGEEKSTILLは、2026年に世界的な酒類コンペティションで、日本の蒸留所として初めて大賞を受賞するという快挙を達成されています。
当日は蒸留の仕組みを学ぶだけでなく、オリジナルの香りを考えるルームフレグランスづくりも体験させていただきました。
学生たちは、商品の背景にあるストーリーや、地域資源を活かしたブランドづくりの大切さについて学ぶことができました。

🤝 地域とともに人を育てる
今回の校外訓練は、多忙な中でも快く受け入れてくださった地域の皆さまのご協力によって実現しました。
観光ビジネス科では、地域で活躍する皆さまを「学びの先生」と考えています。
教室の中だけでは学べない知識や経験、そして仕事への想いに触れることで、学生たちはより深く地域や観光について学ぶことができます。
私たちは、地域の魅力を発見し、その価値を未来へつないでいける人材を育てたいと考えています。
これからも地域の皆さまと手を取り合いながら、実践的な学びを大切にしていきます。